エッセイ『東京オリーブオイル生活。 ピクアル編』 『東京弁当生活。』管理人 杉森千紘さん

月間100PVの人気ブログ『東京弁当生活。』の管理人であり
『東京弁当生活帖。』(セブン&アイ出版刊)の著者、杉森千紘さんご登場。
待望の一本目はカスティージョ・デ・タベルナス0.1 ピクアルです。

【写真・文 杉森千紘】

シンプルに素材を食べたい

ひとり暮らしの家メシは自然と余計な手間や素材が淘汰されていく。まあ手っ取り早く言うと「手抜き」なわけだけど、それでもあんまりマズイもんは食べたくない。身体に良ければなおよろしい。それで塩や胡椒、オリーブオイルのシンプルな組合せで何かを食べることが多くなった。素材の味もよくわかるし、何よりカンタン。ただ、結構ベタッとしてもたれるのでオイルは控えめにしたいのが乙女ごころ、であったのがここ数年の話。

定番でフレンドリーなオリーブオイル

砂漠で育ったピクアル品種100%のオリーブオイルが、お城の絵が描いてあるボトルの「ピクアル」。三種類ある中で一番個人的にスタンダードだと思うオイル。多分大抵のおうちは、以前わたしがやっていたみたいに洋風おかずやサラダにオリーブオイルを使うぐらい(そして意外と減らない)のが普通なのだと思うけど、ここのオリーブオイルに関してはそのまま何かにかけて、風味を楽しまないともったいない!(そして結構かけちゃう)というのがポイント。

テクスチャはサラサラ。ほんとにサラッサラ。これによって失われる罪悪感よ・・・同じオリーブオイルだというのに重くないがゆえにバシャバシャかけてしまうという。かつてオイルの重さから逃れようとしていたあの乙女ごころはいずこ。きちんと程よくオリーブの香りもして、気の抜けた炭酸みたいなコンロ脇の凡庸なオリーブオイル(超酸化済み)とは、まるで別物。何にでも合うので、和洋中からのデザートまでお供になると思います。

ピクアルをちょいメシに使う

ということで、ワタクシがこの「ピクアル」をどう使っているか、というともっぱら『ちょいがけ』。ちょっとした家メシ(=ちょいメシ)のときに相当な頻度で登板します。シンプルに食べたい、カンタンに食べたい、というときのアクセントになるよ。

その1「納豆☓ピクアル」

これまで納豆に散々色々な調味料を混ぜ込んでは新たな味を探し求めてきたフレーバージプシーだったのですが、10周ぐらいして「塩」という原点に立ち戻ってきました。おかえりなさい、わたし。粗目の塩、黒胡椒、オリーブオイル。この3つで食べるシンプルで豆々しい納豆を是非お試しいただきたい。

その2「そうめん☓ピクアル」

家メシって手軽ゆえに麺に走りがちなのはわたしだけでしょうか。茹で時間2分のそうめんは究極に手を抜きたいときの我が家のちょいメシに大活躍なのですが、ここでもシンプルに。だし醤油、あおさ、黒胡椒にオリーブオイルをチラリ。だしやお醤油とオリーブオイルってとてもよく合います。あえ麺みたいにして食べています。

その3「バナナ☓ピクアル」

フルーツにもオリーブオイル! わたしの1番好きな果物=バナナのねっとり感がオイルで増幅し、オリーブの青い果実味が甘さを引き立てる夢のハーモニー・・・うっとり。意外な組合せだけどサラッとしたオイルだと不思議といいソースになるんだわ。ちなみに柑橘系の果実とオリーブオイル、というのも相当美味しいらしい。

こんな感じで、「ピクアル」は普段の生活にオリーブオイルちょいがけ、という新しい角度で取り入れております。スパイスとか海外調味料とか、随分込み入った物に興味を抱いてしばらく来ましたものですからこのシンプルさはとっても新鮮。良かったら是非「ピクアル」でお試しください。


次回『東京オリーブオイル生活。ベンジャミン編』は2017年4月15日更新です


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  • 著書『東京弁当生活帖。』

お弁当ブロガーっぽいことも書いておこう。わたしはお弁当のおかずでは、イタリアンパセリやハム、チーズなど洋風具材を混ぜ込んだ厚焼きたまごのときには、意識して普段のサラダオイルや米油ではなくオリーブオイルを使っています。その方がもっと美味しくなるような気がして・・・思い込みは魔法です(キリッ)。溶きたまごにマヨネーズを少々足してフワッとさせるのがポイント。ただし、カスティージョ・デ・タベルナス0.1のように上質なオリーブオイルの場合だったら、余計なことしないで直接たまごにオイルを混ぜちゃって焼いても美味しいです。サンデーブランチのオムレツとかね。おっしゃれー!

すぎもり・ちひろ。月間100PVを超える人気ブログ「東京弁当生活。」管理人。福井県出身。国際線CA、IT企業勤務を経て現在フリーランス。節約と健康の為に会社員時代から始めたお弁当日記や、趣味のひとり旅、食べ歩きメモなどを書いたブログが月間PV100万超えの人気を集める。123個のお弁当バリエーションを掲載したエッセイ『東京弁当生活帖。』が発売中。予約開始翌日にはAmazonの弁当部門のランキングで1位を獲得。発売6日めで重版とその注目度、人気ぶりを数字で響き渡らせた。

東京弁当生活。 http://tokyobentolife.com

123個の献立とエピソード、165個のひと言レシピがぎゅっと詰まった、読んでいるだけでお腹のすくお弁当のエッセイ本。大人気ブログ『東京弁当生活。』がついに1冊の本になりました。「楽しく、気軽に、適当に。長く続けばもうけもん。だってこれ、わたしの弁当ですから」がモットー。自己満足でOK、昨日と同じで何が悪い、彩りが足りなくてもプチトマトは不要の地味弁当。それでも工夫を忘れず楽しんで、ときに丁寧な暮らしに憧れてみたりしながら(黒糖やもち麦を使ってみたりする)、お弁当を作りはじめて10年。ひとつひとつのエピソードに地味弁でも妙に美味しい作り方のコツ、続けられる理由が隠されています。愛用のお弁当箱や道具、梅干しや山椒、キムチなどの仕込みごと、そのほかブログでお弁当より人気と噂の海外旅紀行もコラムで掲載。お弁当デビューしたい人、挫折しそうな人、献立に悩んでいる人、ごはんが大好きな人、食いしん坊さんにぜひ読んでもらいたい1冊です。
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