エッセイ『東京オリーブオイル生活。 ベンジャミン編』 『東京弁当生活。』管理人 杉森千紘さん

月間100PVの人気ブログ『東京弁当生活。』の管理人であり
『東京弁当生活帖。』(セブン&アイ出版刊)の著者、杉森千紘さんご登場。
二本目はカスティージョ・デ・タベルナス0.1 ベンジャミンです。

【写真・文 杉森千紘】

赤ちゃんも食べられるオリーブオイル

ピクアル、ベンジャミン、グリーンオリーブと三種類ある「カスティージョ・デ・タベルナス0.1」の中で唯一イラスト仕立てのラベルで毛色が違うのが、今日ご紹介する「ベンジャミン」。なんかすごい外国のキッズ用品っぽい絵!ということでなかなか忘れがたいジャケです。ベビーとテディーがこっちを見ています。

この「ベンジャミン」はオリーブの香りやフレーバーうんぬんよりも『ちいさな子供でも食べられるオリーブオイル』としての優先度を上げて、より柔らかくまろやかに作られたオイル。沢山いい栄養が取れるようにね。まっさらのスポンジみたいな子どもたちの身体にぐんぐん吸収されていくオイルだから、本当に安全で安心なのが第一。その自信の証として、ラベルでベビーとテディーがこっちを見ているわけです(多分)。

お友達に出産祝いを贈るとき、わたしはベビー服やおむつケーキなんかをプレゼントすることはあんまり無くて、出来るだけ早めに、頑張ったお友達、つまり母ちゃん(または夫)がご褒美に食べたら美味しいであろう食品を贈ることが多いです。絶対に自分では買わない高級洋菓子とか珍しいアイスクリームとかね。その方がお洋服の趣味を邪魔しなくて済むし、オトナ向けなら選ぶこちらも楽ですし。でも「赤ちゃんにも何かあげたいけどね」とは少なからず思うわけで、そんなときには親子どちらにも使ってもらえるという意味でなかなか洒落たプレゼントなんじゃないかと思います。

バターたっぷり、美味しいけど・・・

さて、しかしながらそろそろ出産祝いなんて贈ることもなくなってきた今日この頃、わたしは自分の美容と健康にじゃぶじゃぶ使います。ベビーたちよ、こちらもこちらでいろいろ大変なのだ。

レモンシロップをたっぷり塗った、焼き立てオリーブオイルケーキ。分厚く切って朝ごはん代わりに食べるのもアリ!の爽やかさ。

突然ですが、バターたっぷりのお菓子って結構しんどいときありません? 昔は濃厚なバターの風味が効いたヨーロピアンクッキーとか、鼻にブワッと香りの抜けるパウンドケーキとか、平気でパクパク食していたものですけど、正直なところ40を過ぎるとさすがにもうその調子で行くと胃もたれがひどい。いや、その調子で行かなくてもひとくちで「バター重っ」と思うことがある。こんなにバタートーストが大好きなわたしなのに、全く悲しい話ですよ。

オリーブオイルでさっくりスイーツ

そんな理由もあって、最近家で気まぐれにスコーンやケーキを作るときにはバターをオリーブオイルに置き換えることが多くなりました。ネットで検索すると物凄くたくさんあります、オリーブオイルのスイーツレシピって。「ベンジャミン」はシリーズの中では一番まろやかですけど、それでも芳醇なオリーブの香りがお菓子に残ります。一番最後に「あっ!いる!」って感じ。それぐらいの現れ方がちょうどいい。

クッキー生地をくるっと絞り出して。オリーブオイルに替えてもまとまりやすいです。

ホットケーキミックスで作る簡単パウンドケーキは、バターを置き換えると後味にふんわり青さが。熱いうちにしっかり染み込ませるレモンシロップで爽やかさを足すのがポイント。クッキーミックスで作る簡単オリーブオイルクッキーは、たまごぼうろみたいにカリッ、ホロッでバターで作るクッキーとは全く別の美味しさがあります。

オトナにいいものってだいたい子供には強すぎることが多いけど、「ベンジャミン」だったらみんなで美味しい。ベビーとテディーのラベルのやつで、良かったら試してみてください。


次回『東京オリーブオイル生活。ベンジャミン編』は2017年5月15日更新です


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昔マヨネーズのボトルを持ち歩いて何にでもかける「マヨラー」っていましたけど、オリーブオイルを遮光瓶(これ大事)に入れて行く先々でちょいちょいかけて食べる「オイラー」もおすすめです。わたしは行きつけのたこ焼き屋さんではいつも、ソースではなく『素焼きに塩とオリーブオイル』という組合せでいただくのですが、このオイルをこっそりグレードアップしてみるとまた絶品。会社のランチタイムに食べる和定食やサラダ、休日にカフェでスイーツなど、意外とオリーブオイルのちょい足しが試せるチャンスは多いです。是非一度ポケットに遮光瓶、いかがでしょう。大丈夫、怪しくない。

すぎもり・ちひろ。月間100PVを超える人気ブログ「東京弁当生活。」管理人。福井県出身。国際線CA、IT企業勤務を経て現在フリーランス。節約と健康の為に会社員時代から始めたお弁当日記や、趣味のひとり旅、食べ歩きメモなどを書いたブログが月間PV100万超えの人気を集める。123個のお弁当バリエーションを掲載したエッセイ『東京弁当生活帖。』が発売中。予約開始翌日にはAmazonの弁当部門のランキングで1位を獲得。発売6日めで重版とその注目度、人気ぶりを数字で響き渡らせた。

東京弁当生活。 http://tokyobentolife.com

123個の献立とエピソード、165個のひと言レシピがぎゅっと詰まった、読んでいるだけでお腹のすくお弁当のエッセイ本。大人気ブログ『東京弁当生活。』がついに1冊の本になりました。「楽しく、気軽に、適当に。長く続けばもうけもん。だってこれ、わたしの弁当ですから」がモットー。自己満足でOK、昨日と同じで何が悪い、彩りが足りなくてもプチトマトは不要の地味弁当。それでも工夫を忘れず楽しんで、ときに丁寧な暮らしに憧れてみたりしながら(黒糖やもち麦を使ってみたりする)、お弁当を作りはじめて10年。ひとつひとつのエピソードに地味弁でも妙に美味しい作り方のコツ、続けられる理由が隠されています。愛用のお弁当箱や道具、梅干しや山椒、キムチなどの仕込みごと、そのほかブログでお弁当より人気と噂の海外旅紀行もコラムで掲載。お弁当デビューしたい人、挫折しそうな人、献立に悩んでいる人、ごはんが大好きな人、食いしん坊さんにぜひ読んでもらいたい1冊です。
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