エッセイ『東京オリーブオイル生活。 グリーンオリーブ編』 『東京弁当生活。』管理人 杉森千紘さん

月間100PVの人気ブログ『東京弁当生活。』の管理人であり
『東京弁当生活帖。』(セブン&アイ出版刊)の著者、杉森千紘さんご登場。
ご好評頂いたエッセイの最終回、三本目はカスティージョ・デ・タベルナス0.1 グリーンオリーブです。

【写真・文 杉森千紘】

これこれ!な青さのオリーブオイル

わたしたちがエクストラヴァージンオリーブオイルを買って期待するのって、あのフレッシュで青みのある風味じゃないですか。ああ! なんか新鮮っぽい! っていうグリーンの香り。「カスティージョ・デ・タベルナス0.1」シリーズの中でもこの「グリーンオリーブ」は、そんなわたしたちが大好きな『青さ』のあるオイル。一番最初に試食したとき、個人的にこれが一番好きだなーと思ったオリーブオイルらしい個性のあるオイルです。

 

騙されて久しいですがなにか

以前、焼き立てのフォカッチャを様々なオリーブオイルにつけていただくレストランに行った時にね、とっても好きだったのがガツーンと青くて辛味のある緑色のオリーブオイルだったんです。まあ何とも新鮮なグリーン!とね。それを踏まえてこの「グリーンオリーブ」を見たときにはちょっと拍子抜けしたんだけど、あの手のオリーブオイルってクロロフィルとかで着色されているんだってよ・・・ガーン。こういう、緑色=フレッシュという単純な脳構造の俺みたいなのがいるからですよ。雑味から来る強烈な青みや辛味=フレッシュと捉える味オンチな俺みたいなのがいるからですよ!(泣きながら)

ということで、こちらはあんなに緑色でもないし、強烈な香りでもありません。管理された環境下できちんと早摘みされたがゆえの正しい青さ。随分長いことそういう品質のルーツを知らないで騙されてきた自覚、あります(キリッ)。

酸味と青みがマリアージュなのよ

せっかくの風味を活かしたいので、わたしはあまり火は通さずに生食用(または追いオリーブ)に使うことが多いです。個性+個性で、酸味のあるものと合わせると相性がいいと思うんだ。お互いが高め合う程度の配合でね。

オリーブオイルをたっぷり注いで風味をプラス。


水切りヨーグルト、おろしにんにく、おろしキュウリ、塩で作るギリシャのディップ「ジャジキ」は、「グリーンオリーブ」をたっぷり加え爽やかな風味を足して、パンにつけて食べるのがピッタリ!にんにくのパンチが病みつきです。

 

チキンソテーに爽やかなオリーブとオレンジの香り!


余ってたマーマレード、お酢、オイルを泡立て器で混ぜて乳化させ、マスタードを加えたソースはお肉やお魚にもサラダにも合うドレッシングソースになるよ。ジャム+お酢+オリーブオイル、って結構万能に使えるので、時々ジャムおばさんになって自家製ジャムを作りまくっては食べ切れず余らせるわたしのような人にはとっても助かるレシピです。

 

余ったジャムもオリーブオイルでソースに大変身。


目的に応じて、お好みに応じて

スタンダードで果実味のまろやかな「ピクアル」、子供やペットにも使える安心安全な「ベンジャミン」、そしてこの青い風味が個性的な「グリーンオリーブ」。どれもサラッとしていて高品質なのは同じだけど特長や個性が少しづつ違うので、自分の使い方なんかも合わせて考えてみて、最適と思われる一本を試してみて欲しいです。いずれにせよ、サラサラで罪悪感の少ない、そして何より美味しいオリーブオイルだと思います。チョイ足し、追いオリーブ、大いに歓迎。新しいソース感覚でこれからも積極的に使ってみたいなーと思います。


次回2017年6月25日からは新連載が始まります


  • Other Talk
  • 杉森千紘さんプロフィール
  • 著書『東京弁当生活帖。

東京弁当生活。を取り巻くオリーブオイルのあれこれ、をご覧いただきました。高いと勿体なくてチビチビ使っちゃう、この貧乏性のわたしでも出来るのが調味料から始める「ポイント本物志向」。やっぱり良いモノは良い味がします。そして良い味がするから沢山使いたくなります。それに比例して普段の食卓に起こる変化や安心感は、多分チビチビやってるときには得られなかったハッピーを生んでくれるんですよねえ。たまには良いモノ、使いたいじゃない。ねえ。マンネリ料理をアゲる気分転換に、ご参考いただければ幸いです。

すぎもり・ちひろ。月間100PVを超える人気ブログ「東京弁当生活。」管理人。福井県出身。国際線CA、IT企業勤務を経て現在フリーランス。節約と健康の為に会社員時代から始めたお弁当日記や、趣味のひとり旅、食べ歩きメモなどを書いたブログが月間PV100万超えの人気を集める。123個のお弁当バリエーションを掲載したエッセイ『東京弁当生活帖。』が発売中。予約開始翌日にはAmazonの弁当部門のランキングで1位を獲得。発売6日めで重版とその注目度、人気ぶりを数字で響き渡らせた。

東京弁当生活。 http://tokyobentolife.com

123個の献立とエピソード、165個のひと言レシピがぎゅっと詰まった、読んでいるだけでお腹のすくお弁当のエッセイ本。大人気ブログ『東京弁当生活。』がついに1冊の本になりました。「楽しく、気軽に、適当に。長く続けばもうけもん。だってこれ、わたしの弁当ですから」がモットー。自己満足でOK、昨日と同じで何が悪い、彩りが足りなくてもプチトマトは不要の地味弁当。それでも工夫を忘れず楽しんで、ときに丁寧な暮らしに憧れてみたりしながら(黒糖やもち麦を使ってみたりする)、お弁当を作りはじめて10年。ひとつひとつのエピソードに地味弁でも妙に美味しい作り方のコツ、続けられる理由が隠されています。愛用のお弁当箱や道具、梅干しや山椒、キムチなどの仕込みごと、そのほかブログでお弁当より人気と噂の海外旅紀行もコラムで掲載。お弁当デビューしたい人、挫折しそうな人、献立に悩んでいる人、ごはんが大好きな人、食いしん坊さんにぜひ読んでもらいたい1冊です。
ご購入はこちら → 東京弁当生活帖。

PAGE TOP