こんにちは。Sherry-です。
オリーブオイルは品質で選ぶ時代です。
エクストラバージンオリーブオイルは<酸度>でその品質が表されます。酸度は、オリーブオイルの鮮度の指標を表す数値です。酸度が低くければ低い程、酸化していないということになります。つまり酸度が低い程、鮮度の高い、新鮮なオリーブオイルになります。エクストラバージンオリーブオイルは0.8~0.1で定義され、『酸度0.1』は文字通りの最高品質。実はこの数字は驚異的な数字です。私たちがご紹介しているエクストラバージンオリーブオイルは『酸度0.1』になります。
それはオリーブの実が、生命の最好調な状態で、丁重に扱いながら収穫され、オイルにしてボトル詰めされるまでの管理が徹底されスピーディな証にもなります。つまりはオリーブを知り尽くした方々、何より生産者に愛がなければ生み出せるものではない数字です。市場に流通しているもので酸度0.1を探すのは実は非常に至難の業。日本国内では非常に珍しいものです。オリーブの実は非常に丁寧に扱う必要があることもあり精製も難しいためです。
少し学術的なお話をすると、オリーブオイルをはじめとする油脂の主成分はグリセリンと脂肪酸の化合物からできていますが、枝から実を切りとった瞬間にグリセリンと脂肪酸が遊離し遊離脂肪酸になります。遊離脂肪酸は空気中の酸素と結合しやすくなることから、含有量が多いほど、作られるオリーブオイルの質が落ちやすいといわれています。だから、先ほどもお話ししたような、最高の状態で摘み取り、それをボトリングするまでの管理がよく、かつスピーディーでないといけないのです。つまりは生産者の知識がないといけません。
一度、オリーブオイルにすると酸化はなかなか進みません。是非、オリーブオイルを選ぶ指標として『酸度』を念頭に入れてみて下さい。さて、そこまで重要であるのにも関わらず、なぜ私たちは日常で『酸度』になじみがないのでしょうか?
それには理由があります。酸度は国際オリーブオイル協会(IOC)が取り決めた尺度です。日本は、国際オリーブオイル協会(IOC)に加盟していません。酸度の表示義務がありません。このことから、粗悪品が出回ることもあります。ですが、このブログをみた皆さんは、是非、オリーブオイルを選定する際の指標にしてほしいと思います。それは、紛れもなく、おいしさとの出逢いにもつながります。
それはオリーブオイルの主成分であるオレイン酸が良質である事にも由来します。オレイン酸の質も、酸度によって変わってくるとされています。ほんの少し、また学問的なお話をします。
オレイン酸は、天然の植物性脂肪です。その名前の由来はまさしく、オリーブオイルから来ており、オイルの抽出から発見したとされています。オレイン酸は学術的には不飽和脂肪酸に分類されます。不飽和脂肪酸は、悪玉コレステロール値を下げ、善玉コレステロール値を上げて、動脈硬化、心筋梗塞、脳梗塞などの疾患を予防することが提唱されております。またオレイン酸には抗酸化作用もあります。これは、オレイン酸が酸化しにくい脂肪酸なので、がんや生活習慣病などを予防する効果が期待できるとされています。
加えてデトックス効果もあるとされ、便秘解消やダイエットにも効果があります。
オリーブオイルの生産量世界一のスペイン。私たちがご紹介しているカスティージョ・デ・タベルナス0.1もイスールもスペイン生まれです。さて地中海料理が、心臓血管系の病気、退行性の病気の予防に有効であることをご存知でしょうか?多くの研究機関がその証明を示唆しており、さらに地中海料理は、規則的なスポーツと組み合わせることにより肥満への対処措置であると考えられています。その立役者は、エクストラバージンオリーブオイルだといわれ、さらに本場スペインでは、中でも先に示したようにオレイン酸の含有量が多い酸度0.1のエキストラバージンオリーブオイルが生活に根付いています。
話は少し横道にそれて、オリーブオイルが薬として重宝されたことは歴史を紐解くと沢山出てきますので、ある意味、昔から万能薬的なイメージもあったかもしれません。ですが、それは、先も話したように、主成分であるオレイン酸に鍵があったかもしれません。それは、人類とオリーブオイルのかかわりが神話の時代から続いてきた事から見ると、科学の発展とはいえ、自然とわかっていたのかもしれませんね。ギリシャ神話やエジプト神話、そして旧約聖書にも登場し、おそらくは人類が最初に手に入れた油の一つではないかといわれています。ちなみに日本に始めてオリーブオイルが持ち込まれたのは、約400年前の安土・桃山時代といわれています。その後、鎖国で一度途絶えてしまったともいわれていますが、蘭学者が薬として使用した例もあるそうです。
オリーブオイルには素敵な魅力がたくさんつまっています。そしてその魅力を存分に引き出してくれるのは、品質が良いものです。高品質なオリーブオイルは生活を豊かに、食卓に語らいをもたらしてくれます。それは、『酸度0.1』という数字に込められているだけではありません。その裏にあるのは、その『酸度0.1』を創り上げた人々の愛、つまりは『想い』があります。小さな小さな数字『酸度0.1』ですが、そこにはその数字で語れない特別な『想い』があります。
本当に大切な事は、小さなことというと変な比喩表現かもしれません。ですが。それは蓋を開けた時、注がれる雫でわかります。そう、高品質であるほど、オリーブオイルは光り輝きます。そのきらきら光る黄金色。それは、天然の本物のオリーブオイルの色です。その色は生産者がオリーブオイルを知り尽くしたからこそ生まれてくる想いの結晶です。酸度0.1のエクストラバージンオリーブオイル。その違いを是非、体験してみて下さい。
貴方のオリーブオイルへの認識が一変します。黄金色の雫に込められた素敵な想いで。
小さな数字だけど、大きな意味がある数字。
それが『酸度0.1』です。
私達、株式会社清州 Sherry-は酸度0.1が導く素敵なオリーブオイル生活を皆さんにお届けしたいと思っています。このページでお話しました様に酸度0.1のエクストラバージンオリーブオイルは原料のオリーブの実、そして製造過程の質が高い証です。それには作り手の〝想い〟、生産への愛が宿っています。注ぎ口から出るオイルの黄金色は、幸せな食卓を、楽しい語らいを、豊かな時間を、健康的な毎日を、私たちに約束してくれます。是非、酸度0.1のエクストラバージンオリーブオイルを味わってみて下さい。
優し味わいの砂漠で採れたピクアルを用いた奇蹟のエクストラバージンオリーブオイルと称された『カスティージョ・デ・タベルナス0.1』そして、日本初上陸のオーガニックエクストラバージンオリーブオイル『イスール』をご用意しています。
お求めはオンラインショップにて。
→ http://www.cdt01-sherry.shop/