こんにちは。Sherry-です。
今日はこの時期から夏にかけて旬真っ盛り！
おいしい苦味が幸せいっぱいゴーヤを使った一品！
そう！ゴーヤチャンプルーです！
ご紹介するお料理の食材であるゴーヤは、独特な苦みがあるので苦手な方も多いかもしれません。ゴーヤの標準和名は「ツルレイシ」といいます。またニガウリと言われる方も多いです。
ゴーヤは沖縄の方言から来ています。
沖縄料理ブームや2001年に放送された朝の連続テレビ小説《ちゅらさん》などで、全国に『ゴーヤ（ゴーヤー）』の名称は広まっていきました。ちなみに収穫量は沖縄が30%以上という大きなシェアを占めます。
今日は、おすすめしているエクストラバージンオリーブオイル『カスティージョ・デ・タベルナス0.1 ピクアル』で作ります！
炒めている際にすこし多めかなと思うくらいに使うのがベストです。
勿論、追いがけもおすすめです。
ところで、皆さん！ゴーヤチャンプルーとオリーブオイル！二つはとっても健康にいいだけでなく、これからの季節に活力をくれる食材だって知っていましたか？今日はちょっと、そんなお話しを。
さて、お話しに進む前に少しゴーヤの歴史を紐解きましょう。
お話ししたようにゴーヤは沖縄で有名ですが、実は原産地域はインドを中心とした東南アジア圏です。インドで栽培が始まり中国へ、そして日本へと旅をしてきました。
沖縄では18世紀ごろにもう食べられていたと考えられています（琉球王国時代の書物「琉球国由来記」（1713年）に記載があります）。そして、沖縄ではヌチグスイという言葉があります。沖縄の方言で『命薬』であり、食事は医食同源であるとされました。ゴーヤも夏の暑さなどからくる食欲不振に役立つとされ、大変重宝されました。しかしながら、ゴーヤ本来の苦みから、実は好き嫌いがわかれる食材とも言われています。
ではなぜ、ゴーヤには苦みがあるのでしょう？
実はその苦味は自然のお薬ともいえるぐらい健康への秘密も隠されているのです。
沖縄の長寿の秘密にもつながるのかもしれません。
苦味は健康への印
～ゴーヤに含まれるモモルデシンとは⁉~
ゴーヤの苦みはウリ科の植物に含まれるククルビタシンという物質の仲間であるモモルデシンから由来しています。
モモルデシン！
なんだかとっても可愛らしい名前ですが実は、健康に期待できる効果が沢山！
ゴーヤに含まれる苦味とゴーヤそのものにフォーカスを当てて、少し秘密を解き明かしてみましょう！
A. 糖尿病の予防効果が期待できる。
肝臓などの組織におけるブドウ糖の取り込みを促進する事が知られています。これにより血糖値を低下させる作用があるため、糖尿病への予防が期待されます。さらには、ゴーヤの種にはインスリンに似た物質（コロソリン酸）が含まれていることが過去の医学的論文にて提唱されています*。
*Nafisa P C Fernandes et al., An Experimental Evaluation of the Antidiabetic and Antilipidemic Properties of a Standardized Momordica Charantia Fruit Extract, BMC Complement Altern Med ,2007 Sep 24;7:29. doi: 10.1186/1472-6882-7-29.
また、モモルデンの他にゴーヤに含まれるβ-カロテンやビタミンCに注目すると…。
体内の活性酸素を除去する作用があることもわかっています。血中の脂質の酸化を防ぐごとで、血管をみずみずしく、若々しくしてくれます。つまりは、動脈硬化の改善につながります。ちなみにβ-カロテンは油で炒めることで吸収率が上がると考えられていますので、オリーブオイルと合わせるとぴったりかもしれませんね。
B. 胃の健康を保つ効果
胃腸の状態を整え、食が進むようになると言われています。これはモモルデシン自身に、胃腸粘膜の保護や胃液分泌促進の効果があると研究結果によりわかっているためです**。
**Samsul Alam et al., Antiulcer Activity of Methanolic Extract of Momordica Charantia L. In Rats J Ethnopharmacol 2009 Jun 25;123(3):464-9. doi: 10.1016/j.jep.2009.03.024. Epub 2009 Mar 26.
C. 疲労回復効果
前述したモモルデシンによる〝胃の健康を助ける作用〟から来ます。これは胃腸の働きが活発化することで食欲の増強につながるからです。さらにゴーヤに含まれる豊富なビタミンCは、疲労回復作用に効果があると提唱されています。余談ですがビタミンCは、お肌のハリを取り戻し、美肌効果もにもつながると期待されています。
いかがでしたか？
『良薬は口に苦し』でゴーヤの苦みの秘密がわかっていただけたと思います。ただし、ゴーヤの苦みはお水につけておいておく、いわゆる〝苦味取り〟でせっかくの健康物質が抜けていってしまうことがあります。モモルデシンを始めとした健康へ期待できる物質を効果的に摂取する為には、油を使って炒めたりするのが効果的です。
さらに、油を検討することは生活を豊かにするきっかけになるかもしれません。
是非、日常で使う油を見直してみて下さい。
オリーブオイルはその主成分がオレイン酸です。
一方、サラダオイルなどの油の主成分はリノール酸です。
この2つは化学構造が大きく異なります。オリーブオイルの主成分であるオレイン酸は、炭素原子間の二重結合を介して結合している一価の不飽和脂肪酸で、ω-9脂肪酸に分類されます。二重結合をひとつしか含まないので非常に酸化されにくい物質として知られています。サラダオイルの主成分であるリノール酸は多価不飽和脂肪酸であり、加熱により分解されて構造が変化してしまいます。この構造変化が、アルツハイマーなど脳疾患の原因につながる危険性も示唆されています。
オリーブオイルに話を戻しましょう。
オリーブオイルは構造上からくる酸化のしにくさから、非常に安定した物質であり、またオリーブオイル特有の苦みにも秘密があります。オリーブオイルの代表的なポリフェノールであるオレオカンタールが苦みの秘密でありますが、医学的報告よりアルツハイマーやがんの予防に効果があることかが示唆されています***。
***Limor Goren,et.al. (-)-Oleocanthal and (-)-oleocanthal-rich olive oils induce lysosomal membrane permeabilization in cancer cells. PLoS One. 2019 Aug 14. doi: 10.1371/journal.pone.0216024
苦みのある食材～ゴーヤの秘密。
そして、オリーブオイルが加熱料理に良い理由。
ゴーヤとオリーブオイルでつくるチャンプルーは、東洋と西洋の融合みたいですね。
長く愛される食材は何か自然にひかれあい、私たちに語り掛けてくるのかもしれません。
ご紹介しましたゴーヤチャンプルーはゴーヤの持つ健康成分〝モモルデシン〟とオリーブオイルの〝オレイン酸〟の健康効果を存分に考慮したお料理といえるでしょう。これからの暑い季節、そして日々の健康に役立ててください。
笑顔あふれる愛おしい毎日が皆さんに訪れます様に。
（寄稿；歯科医師・歯学博士 清本聖文）
清本聖文 略歴
平成20年 歯科医師免許習得後、研修医を経て日本大学歯学部口腔診断科大学院へ進み、平成25年 アメリカ北米神経科学会（journal of neuroscience）へ論文を発表し、同年に歯学博士となる。その後、日本大学歯学部口腔診断科PD(～平成26年4月)、昭和大学歯学部生理学教室の助教（～平成28年4月）を歴任し、現在は株式会社清州のオリーブオイルなどの学術アドバイザーを担っている。専攻は歯学の他、神経伝達物質や人体の疼痛研究等、生理学部門において幅広い。また昭和大学歯学部口腔生理学兼任講師も担っている。歯科医師免許・歯学博士の他、オリーブオイルジュニアソムリエの資格を持つ。写真は琉球王国最高の聖地 世界文化遺産「斎場御嶽」にて。
世界最高品質
酸度0.1 エクストラバージンオリーブオイル
〝カスティージョ・デ・タベルナス0.1〟が導く物語
それは私たちの大切な食卓に素敵な感動を与えてくれます。大切な人たちとのいつものワンシーンに、想い人への贈り物に。〝酸度0.1〟それは、生産者の想いがカタチになった一つの奇蹟です。それは国際オリーブ協会が認める世界最高品質の証。自然なオリーブオイルの証です。正にオリーブジュースといっても過言ではありません。そのまま飲むこともできる優しい口当たりとエレガントなおいしさです。
オリーブの実を丁寧に、その一つ一つに〝優しさ〟〝愛〟を込めたからこそ、創られた証。ここでは私たち、Sherry-が厳選した商品をご紹介します。
セレクションの中で、始めてお使いの方にお勧めなのが『カスティージョ・デ・タベルナス0.1 ピクアル』です。ヨーロッパ唯一の砂漠で栽培され、奇蹟とまで称された『砂漠のピクアル』を100％使った黄金の雫です。スパイシーさ、リンゴ、アーモンドを感じさせる味覚も特徴です。
イチジクの様な香りとフレッシュな若草、アーティチョークの様なほのかな香りが幸せを教えてくれます。お好みのお料理にかけるだけで楽しむことができます。
生後六か月のお子様からお使いいただける商品もご用意しております。
『カスティージョ・デ・タベルナス0.1』
それは、スペイン タベルナス砂漠でたくさんの方々の愛と出逢いによって育まれ、世界中で奇蹟のオリーブオイルと称賛されました。最大の特徴はエクストラバージンオリーブオイルの最高品質 酸度0.1 です。他社と比べてオレイン酸やビタミンAやE、さらに天然の抗酸化物質・ポリフェノールの含有量が高い上、 熱にも強く、丁寧に不純物除去を行っているため酸化しにくいのが特徴です。
製品情報はこちらから↓
http://i-sherry.com/program/lineup-product/
また、新規取扱店様も募集しております。良質なエクストラバージンオリーブオイルをともに日本の消費者の皆様にご紹介できたら幸いです。ご相談はお電話またはメールにて承っております。
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